この度ホームページに「プログラミング教育のしおり」を作成し、公開しました。
今回はその背景を記します。
現場の先生方と交流する中で
支援員時代のときと独立してからの数年間を通じて感じたのは、
プログラミング教育を実施するとはいえ、何をしたらいいのか分からない
というお声が多いことでした。
その結果、
研究校やモデル校が先行実施しているのを傍から眺めている
研究事例や研究授業を見てから始める
という流れになっているように感じています。
その背景にはやはり現場の多忙さがあると思います。
またプログラミング教育に関する授業事例はネット上や書籍等で出ているものの、
単発実施の事例が多い
文部科学省が目指す系統立てた指導の流れができていない
部分を感じています。
前田先生との出会い、関わり
3月末、私はD-Projectの懇親会で熊本大学の前田康裕先生とお会いする機会がありました。
その際この研究所の目指したい方向性をお伝えし、どのように活動したらよいか相談をさせていただきました。
そこで先生から
・発達段階に合わせた指導法の確立
・一つのツールづくりは大きな武器になる
・それが研究所の存在価値を高めるきっかけになる
と、とても力強いアドバイスをいただくことができました。
その後、先生とは数回メールでやり取りを行い、今回の資料完成に至りました。
今回の資料では主に系統立てた考え方や各教科単元で実施できるプログラミング教育を提案しています。
これからも研鑽を積んで改訂を進めていきます。
参考になれば幸いです。
プログラミング教育のしおり