ICT教育推進研究所の研究室

ICT支援員→小学校教員が「ICTの効果的な利活用」をテーマに、授業記録・情報教育・情報通信技術(旧ICT)支援員について書いています。

たった3ステップ!児童生徒への配布資料は画像化→コピペ→印刷が最強!

こんにちは。みやもと(所長)です。

教育実習時、教科書の一部を資料として人数分配る際、教科書を1枚コピーし、これを何枚か繰り返して4枚ほどできたらさらにそれをつなぎ合わせて・・という作業を延々とやった記憶があります。

 

やってて、効率的じゃない!!!!!

 

そう思いました。

 

同じ思いの先生、いらっしゃいませんか?

もっとラクして授業の資料、作りたくないですか?

 

ノートに貼る資料をPCで作ろう

 

今回は、児童生徒に配布する資料をパソコン1つでチャチャっと作成する方法をご紹介します。

 

 

この手順の良いところは3つあります。

 

①いつでも作業できる

私のような時間講師の立場ですと、滞在時間が限られていることや作業スペースがないこともあるので、もっぱら資料作りは他校や家になります。

気がついたら作成できるし、出来たらクラウドにアップすれば学校でダウンロード、印刷、マス刷りして終わりなので、学校での作業がほとんどありません。

 

②作成資料は流用可能

Wordに貼り付けているので、保存できます。保存できるので、来年以降もすぐ使えます。

場合によっては学年で共有もできますね。

 

③作業時間の短縮

なにより、使用する紙の量が最小限で済みますし、慣れてくると数分で出来ます。

机上でできるので、コピー機印刷機の往復なんて歩き回ることもありません。

 

今はGIGAスクール真っ只中なので、先生もGoogleドライブ等のクラウドが利用できているはずです。

つまり!(あまりおすすめしませんが)家でも資料が作れるということです!

 

では、早速実践してみましょう。

 

必要なもの

 

・教科書(デジタルでも紙媒体でも)

・スキャナもしくはカメラ等の撮影媒体

・パソコン(Windows

 

 

やり方

 

①教科書の画像データ化

 

教科書を画像データに保存する

スキャナ取り込みが便利ですが、なければスマホ撮影でも大丈夫です。

ほしい部分を厳密に撮影できなくても、次のステップで加工するので、1ページ分とか大きめに取り込みましょう。

 

取り込み(撮影)できたらパソコンで作業できる体制にしましょう。

Googleドライブ等のクラウドへアップロードするなど、作業パソコンで画像が見られる状態にしましょう。

 

スクリーンショットで画像を範囲指定してコピー

 

※デジタル教科書の場合は、ここからスタートです。

取り込んだ画像を開き、必要な部分を切り取ります。

以前はSnipping Toolというソフトがありましたが、Windows10ではボタンで操作できるようになりましたので、こちらでご紹介します。

 

Windowsマークとキーボードの「SHIFT」と「S」を同時に押します。

 

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すると画面選択領域が出ますので、必要な部分をドラッグして囲みます。

クリップボードにコピーされますので、これをWordに貼り付けます。

 

 

 

ワープロソフトに貼り付け→増やす→印刷

 

切り取った画像をワープロソフトに貼り付けます。

Wordでしたら用紙設定は、A4横、余白狭いにします。

Wordの用紙設定 A4横 余白狭い

 

貼り付けたら、ここで1つ分の大きさを調整します。

内容にもよりますが、大体1行に3~4つ入るようにするとノートに貼っても見にくくならないサイズになると思います。

 

コピペして8個ほどに増やします

 

1つ分が決まればコピーして貼り付けましょう。

おおよそ1枚に6~8個入れば十分です。

1枚に収まったら印刷してください。

あとはこれをマス刷りし、裁断機でカットすれば完成です。

 

慣れてくると数分で出来ますし、画像データさえあればいつでも作業できます。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

スクリーンショットも昔に比べると大変楽にできるようになりましたので、資料作りを助けてくれるはずです。

 

さらにこれを応用するなら・・

 

1.ワープロソフトでワークシートを作成

2.課題としてClassroom等のグループウェアから児童機に送信

3.記入後提出→画面上で評価も可能

 

 

という完全ICT授業も夢ではありません。

 

とはいえまだノート指導のほうが一般的なので、この手順をご紹介しました。

 

学校でしか作業ができない、という時代は終わりです。

 

ラクを目指して、ぜひご参考にしてみてください!

 

使用画像:学校図書「4年算数」