こんにちは。元ICT支援員で教員のぐうぽんです。
プログラミング教育を推進する上で、大切なのは教材ですね。
子どもたちの発達段階に合わせたものを用意したい。とはいえ何を使えばいいかわからない・・
「プログラミング教育に使える教材を知りたい」
プログラミング的思考を育成する手法はアナログ(アンプラグド)・デジタルで色々ありますが、今回は実際に私が学校で活用し、効果を発揮したプログラミングサイトを4つご紹介します。
これを読めば明日からでもすぐプログラミング授業が始められます!
おすすめプログラミングサイト
①スクラッチ
プログラミングはキーボードで延々と打ち込むもの(↓こんなイメージ)
スクラッチは、そんな既成概念を一変させ、子どもでも簡単にプログラミングを実現した画期的なソフトです。
プログラミング教育=スクラッチと言えるくらい有名です。
スクラッチ
https://scratch.mit.edu/studios/1168062
ブロックパーツを組み合わせるだけでプログラムが作れるので、小学生でも簡単にプログラム作成を体験できます。
パーツも多種多様用意され、オプションを組み入れると作曲やmicro:bit、レゴとの連携ができます。
スクラッチについては様々な活用説明ページもあります。操作について詳しくは下記ページをご覧ください。
書籍関係も豊富です。その中でのおすすめは「スクラッチドリル」です。
計算ドリルのように一つ一つ課題を学べ、1時間単位で実践できるので、授業での活用に重宝しています。
②ビスケット
スクラッチはプログラムによって数値や英語の入力が必要となります。
まだ入力等は難しい・・という場合は、ビスケットをおすすめします。
ビスケット
ビスケットの特徴は言語を用いないプログラミングです。
お絵かきでキャラクターを作り、「メガネ」とよばれるツールでプログラミングするので、視覚的、感覚的に操作できます。
4歳からでもできるという謳い文句そのままに、小さい子でも簡単にアニメーションやゲームをプログラムできます。
ビスケットのバイブル「ビスケットであそぼう」では基本操作が習得できます。
③アワーオブコード
これまで紹介した2つと違い、論理的思考に特化したサイトがアワーオブコードとアルゴロジックです。
アワーオブコード(Hour of Code)
アワーオブコードはスクラッチのブロックコードを利用しているので、スクラッチの操作が分かれば簡単に操作できます。
おすすめは「初めてのコンピュータ」。
アングリーバードが主役の迷路ゲームです。
これだけで45分間授業が盛り上がります(笑)
④アルゴロジック
より難しさを追求できるのがアルゴロジックです。
ロボットをゴールに導く迷路ゲームを通して、一つ一つのプロセスを確実に命令させるため、内容は高度です。
アルゴロジック
「教育関係者の皆様へ」をクリックするとワークシートや解答例が見られます。
まとめ
今回は学校で使えるプログラミングサイトを4つご紹介しました。
スクラッチが代表的ですが、他にもこれだけサイトが存在しますので、児童生徒の実態に合わせて使い分けると良いでしょう。
紹介したサイトは全部簡単な操作なので、基本操作を覚えるだけで十分。
ぜひプログラミング教育推進の一助に活用してみてください。
【関連記事】
プログラミング教育に関する記事をご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
プログラミング教育 その本質とは? - ICT教育推進研究所の研究室
10ヶ月の情報教育を終えて~プログラミングとICT指導の第一歩 - ICT教育推進研究所の研究室
【5年算数】通分・約分の理解にプログラミング - ICT教育推進研究所の研究室
プログラミング教育のしおり - ICT教育推進研究所の研究室
「順次・分岐・反復」は思考の万能ツール - ICT教育推進研究所の研究室