ICT教育推進研究所の研究室

ICT支援員→小学校教員が「ICTの効果的な利活用」をテーマに、授業記録・情報教育・情報通信技術(旧ICT)支援員について書いています。

ペイントで画像加工をしてみよう

Windowsに標準搭載している「ペイント」。
お絵かきができるなど、昔から存在する簡単なグラフィックソフトで有名です。

そんなペイントを使った画像加工についてご紹介します。

 

 

 

 

ペイントでできること

ペイントは、学校現場で結構重宝するソフトなのですが、その存在を知らない方は多いです。
そんなペイントは、以下のようなことができます。



☆絵を描くことができる。
☆取り込んだ画像に加工ができる。
☆画像と画像を重ねて新たな画像を作り出せる。



などなど、私の知っている知識は微々たるものなので他にもあると思いますが、要は画像加工に特化したソフトであると思っていただければよいでしょう。

 

いらない部分を消してみよう


学校でよくいただくご依頼の中に「取り込んだ画像の特定の部分を消したい」というものがあります。

 

 


その場合、特定部分以外はいらないのであればトリミングを使えばいいのですが、例えば画像の中央にある特定の画像を消して残りは使いたい、なんていうこともありますね。
そんなときは、ペイントの出番です。


まず画像を開いたあと、[選択]を選びます。
四角形であれば四角形を、マウスを使って範囲指定する場合は自由選択を選びます。
今回は自由選択でやってみます。



マウスを使って切り取りたい部分を囲みます。始点と終点はつなげましょう。



囲んだ部分をデリートキーで消すと、このように囲まれた部分が白く抜き取られます。

 

白く抜けた部分を塗りつぶすにはスポイトを使います。
スポイトは画像に使われている色を吸い取り、それらをブラシ等で利用できる機能です。
色を抜き取る場合、抜き取ったすぐそばの色を吸い取ると塗りつぶすときに色の誤差が小さくなります。



実際に塗ってみました。
このように、ペイントにはちょっとした画像加工ができる機能を備えていますので、こうした機能を活用して、よりよい教材づくりに活かしてみてくださいね。