ICT教育推進研究所の研究室

ICT支援員→小学校教員が「ICTの効果的な利活用」をテーマに、授業記録・情報教育・情報通信技術(旧ICT)支援員について書いています。

2019-01-01から1年間の記事一覧

強い自己否定を持つ自分にとっての武器とは?

私は数週間に1回のペースで強い自己否定に陥ることがあります。そのきっかけの多くは人との比較。TwitterやFacebookを見てはどうしてそんなに反応がもらえるんだろう。どうしてそんなに語れることがあるんだろう。 そこからいつも自分と比べては何も出来てい…

免状取得から2年。みやもと先生、教壇に立ちます。

12月のとある午後、私はある教育委員会に出向きました。 一つの決断と回答をするためです。 厳しい状況と私の切なる思い 依頼、受諾します 厳しい状況と私の切なる思い これはものの1週間の出来事でした。 私は仕事の提案のため教育委員会にいました。それに…

支援員を「学校の一員」と認める学校、認めない学校

今回は結構センセーショナルなタイトルですが、これまでの経験に基づくと間違いなくこの2つは存在していると思います。 これまで伺ってきた学校によって、一員と認めてくださる学校と、認めてもらえない(認めない)学校があります。ここも支援員時代の苦労…

私を育ててくれた、印象深い先生たち

ICT支援員時代を振り返ると、本当に私は人とのご縁が恵まれていたなと思います。 元々無愛想でそんなに人と仲良くなれるような性格ではなかったのに、今では笑顔を絶やさず誰にでも声をかけられるような性格になりました。 そこには、多くの学校で出会った先…

ある自治体の改革!一番楽しかった時期

今度は全体的な改革、それもある自治体での改革でした。 まずあらかじめてお断りしておきます。いよいよ話は中盤戦に差しかかって来ていますが、さすがにいつの頃だったか記憶が怪しくなってきています。これ以降の話はもう何年目の話だったかわからなくなっ…

「使ってもらう」ことの大切さ

みなさんは「あいつ今、何してる?」という番組をご存知でしょうか。有名人が小中高校時代をともに過ごした同級生たちをピックアップし、彼らの今を知るというバラエティです。それに近いことを、1年前、東京滞在の最後に行ってきました。 Kさんとの再会 「…

足りないものが見えてきた3年目

ICT支援員になって3年目に入った私は所属先が代わり、親会社の所属になりました。 それと同時に組織も変わり、新たな新人さんが大量に入社しました。 そこでもなんの因果でしょう。また前の職場の先輩が入ってきました。 もう驚きを超えて、言葉すらもありま…

所属会社の撤退、私はどうする?どうしたい?

2年目、実は後輩さんが一人入りました。その後輩さん、実は私の前の職場の先輩です。 顔を合わせたとき二人して仰天した思い出があります。 そんな後輩さんも加わり新たなスタートを切ったこの年の後半、いつもの定例会議で全員が集まったとき、所属会社の所…

支援員2年目は、2年目のジンクス・・?

1年目を無事終了した私。また新しい年度がやってきました。 2年目だと普通の企業ならなんとなく仕事が分かってきて先が読めて行動できるものですが、ここは学校。 全く ワケガワカラナイヨ・・でした。 気の緩みはトラブルを招く 先を読み取り、先回りをする…

研究発表会。先生方との再会と私への切望

先日、私が研究所として初めて請け負った小学校の研究授業と研究発表がありました。 その詳細はまだ撮影画像の掲載許諾が取れていないので、今回は先生方との再会によって気付かされたことを記します。 なお昨年の支援内容はブログ「研究授業その1」をご覧く…

研究所のポリシー、それは「支援と助言」

今回、知り合いを通じてお仕事をいただきました。 そのご報告をまとめます。 家庭的保育への認知を広めたい どんなページにするかを考えよう ホームページ完成、これをどう広めるか? 研究所はあくまで「支援」が目的 家庭的保育への認知を広めたい 打ち合わ…

やってることが違う!意思疎通の大切さ

この仕事は何といっても先生との意思疎通が重要です。 今回はそれに気づかせた1年目の失敗談を。 アンケート、取ります。 私はなぜ先生を怒らせてしまったのか アンケート、取ります。 私の所属先では2学期終了近くになると学校様にアンケートを実施します。…

学習発表会を成功せよ!一大プロジェクト発動!

担当する学校に訪問して半年。少しずつ先生方から「みやもとさん、お茶でもどう?」とか「おやつ食べない?」など優しいお声をかけていただけるようになりました。 研修や実践で学んだノートを見ながらなるべく周りに迷惑かけないように頑張ろう。そんながむ…

学校に馴染めない。私は何を目指せばいい?

2008年4月。私のICT支援員としての1年が始まりました。担当校は8校でした。 その8校はなかなか曲者でした。 一般企業と全く違う、それが学校 上手く行かない、辞めよう 自分の色、自分のスタイルとは? 一般企業と全く違う、それが学校 まず学校といっても、…

大学の教科学習会に参加して

11月23日、24日と長野県の善光寺で出身大学の教科学習会に参加してきました。 私の出身大学である佛教大学の通信教育課程では全国で定期的に各地区に大学の先生をお招きして講義をしていただく「教科学習会」を開いています。私も数回講義を聞く機会がありま…

【コラム】一人で抱え込まないで!支援員は一人じゃない

※前回ブログで現役ICT支援員さんや関係する方からご意見をいただきましたので、ちょっとコラムをはさむことにしました。一応ここでは私の体験を元に記しますので、「同行研修なんてなかった」というご意見もいただくでしょうが、ご容赦ください。 ICT支援員…

同行2日目で即授業せよ!!

「3,4時間目、授業やってもらうから」唐突に言われた授業やれ、の言葉に唖然とした私。ただの見学のはずが即実践という現実に全身が緊張に襲われました。1,2時間目、先輩が話していることを一言一句聞き漏らさずにメモを取りまくり、なんとなくの流れを理解…

支援員って、大変すぎる~~~!

晴れて合格した私は、1時間ほどの道のりを電車を乗り継ぎして初出社。ここで初めて他のメンバーと出会いました。担当地区を告げられ、翌日から3日間の社内研修を受けたあと現場に踏み出しました。 ★同行研修とはICT支援員は、基本入社後3日間は社内研修を受…

ICT支援員?面白そうだけど…

※はじめにお断りしておきます。今ではICT支援員という名称が一般化されつつありますが、当時はパソコンの先生や情報教育アドバイザー、PCサポータなど名称がまちまちでした。多分にもれず私もICT支援員名称ではありませんでしたが、分かりやすくするためここ…

情報格差(デジタル・ディバイド)を知っていますか?

インターネットの普及により情報化社会となった現在、実は世界中で「デジタル・ディバイド」という新たな問題が起きています。あまり知られていないこの問題についてお話します。 デジタル・ディバイドとは デジタル・ディバイドはどんな格差を生むのか? デ…

リテラシーと情報活用能力

図書館司書教諭の履修を見直していたら、リテラシーの記事を見つけました。なので久しぶりに図書に関するお話をしたいと思います。科目「情報メディアの活用」で、私はリテラシー、殊にメディアリテラシーや情報リテラシーのことを学びました。 リテラシーと…

【たまなびラボ】親子で体験!プログラミング教育

去る10月19日、青梅市にて親子で体験!プログラミング教育を開催しました。 初めて実施した、一般市民向け講座 「プログラミング」がわからない みんなですいぞくかんを作ろう プログラミング教育の必要性を理解いただくには ‪ 初めて実施した、一般市民向け…

【たまなびラボ】教員向けプログラミング教育基礎講座

去る10月11日、青梅市にて教員向けプログラミング教育基礎講座を開催しました。 一本の電話をいただいて 初めてのプログラミング体験 管理職の先生にこそプログラミングを 一本の電話をいただいて これまで講座は数回実施してきました。Twitterでの告知や近…

学習指導要領ってどんなもの?

みなさんは「学習指導要領」をご存知でしょうか?幼稚園~高等学校までの学習内容は、学習指導要領によって成り立っています。ICT支援員をするまで知ることもなかった、この学習指導要領について簡単にまとめます。 学習指導要領とは 学習指導要領の背景 二…

小4理科 micro:bitを用いた電池のはたらき

先日、地元小学校で行われたプログラミングを用いた理科の授業を見学しました。 micro:bitと回路 授業の様子と協議会 所長の感想 micro:bitと回路 この単元は乾電池のつなぎ方を変えることで豆電球の明るさやモーターの回転を変えることができることを踏まえ…

【東京瑞穂町】教員向けプログラミング教育研修

去る8月22日、東京西多摩郡瑞穂町にて教員向けプログラミング教育研修の講師を請け負いました。そのレポートをします。 研修開催に向けての動き 研修会当日の様子 成果と課題 研修開催に向けての動き この夏、プログラミング教育に関する教員向けの研修は、…

プログラミング教育フェア in ポートメッセなごや

8月7日、ポートメッセなごやで開催されたプログラミング教育フェアに行ってきました。 プログラミングに特化した展示会はおそらく全国初ではないかと思います。会場自体コンパクトで、最初は「小さい」なんて思いましたが、その分いくつものブースを手軽に見…

関西教育ICT展レポート

8月2日~3日にインテックス大阪で行われた関西教育ICT展に今年も行ってきました。そのレポートをしたいと思います。 和歌山大学 豊田先生のお話から ICT活用、はじめの一歩と次の一歩 所長の感想 和歌山大学 豊田先生のお話から 現地には10時過ぎに入りまし…

【東京都青梅市】第2回情報教育推進委員会 プログラミング教育研修

7月23日、市内第二中学校を会場とした第2回情報教育推進委員会の講師を担当しました。参加された先生は小中学校合わせて25名ほどで、パソコン室がほぼ埋まるほどの盛況でした。今回はそのご報告をします。 研修会の開催経緯 当日までの準備 研修会当日は 研…

たまなびラボ 2019年7月5日

7月5日、東京青梅市にて初めてのたまなびラボ「先生のためのICT活用相談室」を開催しました。そのご報告をします。 プログラミング教育をどう進めるか 特別支援でのプログラミング教育 micro:bitを用いたプログラミング ラボをふりかえって プログラミング教…