ICT教育推進研究所の研究室

ICT支援員→小学校教員が「ICTの効果的な利活用」をテーマに、授業記録・情報教育・情報通信技術(旧ICT)支援員について書いています。

支援員2年目は、2年目のジンクス・・?

1年目を無事終了した私。また新しい年度がやってきました。

2年目だと普通の企業ならなんとなく仕事が分かってきて先が読めて行動できるものですが、ここは学校。

 

全く ワケガワカラナイヨ・・でした。

 



気の緩みはトラブルを招く

今なら学校はこういう流れになって…と説明できますが、当時は一体どうなっているのか分からず、その時の状況に合わせて動いていました。

 

とはいえ、授業の実践事例も微々たるものですが作れてきて、自分の行動スタイルも徐々に出来つつあり、先生からお呼びもかかるようにもなってきました。

特に授業が実践できるようになったことはかなり自分に自信を持たせてくれたと思っています。

失敗しても先生は「全然大丈夫よ〜ありがとね〜」と笑ってくださるので、「次こそ頑張る!」と自分を奮い立たせる力になりました。

 

その反面、今思い返しても2年目のジンクスはあったように思います。

一番思い出すのは授業準備不足によるトラブルでした。

 

今のようにネットワークが整備されていなかった時代、ネットが繋がらないというトラブルはちょくちょくありました。

それまで結構順調に授業ができていたため、この流れで進めようと頭で思い描いて授業に臨んだこの日はなぜかパソコンのログインができないなど調子が悪く、交換したりしても足りなくなり手段が尽きてしまった私。

子どもたちは騒ぎ出してしまいました。なんとかなだめながらこの時間は終わりましたが、こうした「状況を甘く見ていたな」と反省する日は数ヶ月に1回のペースでやってきたように思います。

これを機に授業前の動作確認は徹底しましたし、例の事件もあって先生との打ち合わせも事細かく確認するようになりました。

 

うまく行く日と行かない日。おそらく2年目以降の支援員さんはこんな経験されているのではないでしょうか。

多分、この仕事ってそういうものなんですね。

調子がいいと言って詰めが甘いと足をすくわれるようなことが起きて、何かに気づかせる。

要は「気を抜かない」ということです。



先を読み取り、先回りをする支援員になる!

 

学校の先生は忙しい。むしろ先生の方がその場その場の準備で大忙しなんてこともあります。(実習中の私は、モロこれでした(^_^;)

 

それに比べ支援員は考える時間がそれなりにある。振り返る時間もそれなりにありました。

学校のために働きたいなら、もっと学校のことを知るべきだと感じ始めました。

学校からいただく年間行事予定表をくまなく見ていると、だいたいどの学校も同じような時期に同じような行事をしている、学ぶ単元もほぼ同じじゃないか…。

 

半ば変な研究者モードで学校を眺めるようになりました。



そこで気づきました。

 

学校は年間を通して同じことをしている。

 

先生からすれば当たり前のことなのですが、実は支援員のほとんどはそういう事すら知らずに現場に入っていると思います。

(会社によっては研修で最低限の知識は学ぶかもわかりませんが、私のときはありませんでした)

 

ということは、

 

次に何が来るかを把握しておけばいい。

 

そして

 

先回りして先生にアピールすれば、授業実践の確率は間違いなく上がる。



自分のスタイルが、徐々に固まり始めてきました。



そんな2年目も半分過ぎた頃、支援員全体にとって大きな事が起こります。



次回は12月12日に更新します。