今回、知り合いを通じてお仕事をいただきました。
そのご報告をまとめます。
家庭的保育への認知を広めたい
打ち合わせのため指定された場所へ伺うと、普通のアパートの一室でした。
「お待ちしてました」
奥から声がして、保育士さんが出てきました。
部屋の中は保育所のようにおもちゃやブロック、おたよりなどがあり、奥では子どもたちがお昼寝中だったので、会話もヒソヒソ声でする感じでした。
「ホームページを作りたい。そう思っているのですがどこから手を付けたらいいのかわからない」
詳しくお話を伺うと、この保育所は家庭的保育者という名称で、行政からも認められている保育所であること、年齢も0歳児〜3歳児まで、定員も少数、保育料も行政の補助が入るので変わらないというメリットがある一方、どうしても公立の保育園や認定保育園のほうが希望が多く、入園が少ないそうです。
そんなここの保育士さんは、ホームページを作りたい。そして施設の認知を広めたい。特に来年度以降定員に空きが出るので次につなげるためにも急いで作りたいとおっしゃっていました。
どんなページにするかを考えよう
まずコンセプトを決めることを提案しました。
この保育所の特徴や活動の様子などを、他の幼稚園や保育園のホームページを参照しながらある程度方向性を考えていただきました。
合わせて行政へホームページ作成の承諾と、保護者への個人情報保護と写真掲載の承諾確認をお願いしました。
実際に他のページを見てもらうことでイメージが湧いたようで、もう一人の保育士さんと話し合いながら内容を決めていました。
ホームページのベースとしては、この研究所のホームページでも利用しているJimdoを紹介しました。
無料で3ページまで作れること、豊富なテンプレートなどがあり、こちらも気に入った様子でした。
1回目ではここまでとし、保育士さんにページ作成をしていただき次の連絡を待つことにしました。
ホームページ完成、これをどう広めるか?
2週間後、ホームページが完成したので見てほしいと連絡をいただきました。
早速内容を見てみると、なかなかいいものに仕上がっていました。
「素晴らしいですね」
「頑張りました」
意外と簡単でした、との感想もいただき、ひとまず第一段階はクリア出来たようです。
もう一つの課題は、家庭的保育の認知を広めること。
私はホームページ自体は広告塔なので頻繁な更新はしないこと。日々の様子を保護者さんといった内々に報告するにはLINEのグループを、広く知っていただくにはFacebookを活用することをご提案しました。
Twitterもありますが広域的になりすぎるのと匿名性が強いことから今回はFacebookに留めるように伝えました。
そして投稿する際はキーワードになる「保育」「青梅市」といった言葉を盛り込んだり、保護者さんを通じて友人を増やしたりする、さらに今後おたよりを発行する際はホームページやFacebookのアドレスを入れたQRコードを入れるようアドバイスしました。
一旦これで依頼は終了となりましたが、保育士さんたちは「やっと形になって良かった」と、ちょっとホッとされた様子でした。
研究所はあくまで「支援」が目的
私の運営する研究所は「作って欲しい」というような案件のすべてを請け負うことはしていません。
自分でやったほうが確かに早いですし、それなりな結果も出せるでしょう。
しかしそれでは依頼された方のパソコンなどを活用する力が身に付きません。
研究所の願いは「ITを使いこなせる人を増やす」ことです。
合わせて「ITや情報に関する知識を知ることで危険から回避するスキルを持つ人を増やす」ことも目指しています。
自分たちで挑戦し、やっていく中で「困った」と思えば依頼していただき、そこで適切なアドバイスや支援を施す。そこでどんな力が身に付いたかを研究する。
このコンセプトで当研究所は動いています。
なお今回お手伝いしたサイトはこちらです。ぜひご覧くださいませ。
https://kateitekihoikushaiumehoikumama.jimdosite.com/