ICT教育推進研究所の研究室

ICT支援員→小学校教員が「ICTの効果的な利活用」をテーマに、授業記録・情報教育・情報通信技術(旧ICT)支援員について書いています。

ルール作りの重要性

パソコンやタブレットを使う上で、ルールを決めて運用することはとても重要です。

今回は、ルール作りと周知徹底について書きたいと思います。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ルールの一例として

 
例えばパソコン室のルールひとつ取っても色々あります。これは過去の担当校で実践していた例です。
 
・マウス、マウスパッドの位置 ⇒ 閉じたパソコンの上に置く
・椅子の高さ ⇒ 一番高くする、または低くする
・ローマ字表の取り扱い ⇒ 所定の場所に保管する
・消しカス ⇒ 机の上をキレイにする、または一切使わせない
・キーボードの上でメモを取らない などなど
 
 
このようにルールを決めておくことで、パソコンやタブレットは美しさを保つことができます。
 
美しい状態であれば、その状態を保たせようとする心理が働くと言います。
逆に汚い状態だと、汚い状態がさらに悪化することになるとも聞きます。
 
よってパソコン等を取り扱うルールは、子どもたちに物を大切にする心や清潔心を育てる、とても重要なものではないかと自分は思っています。
 

ルール理解に学校の協力は不可欠

 
ルールを徹底化するには、ICT支援員一人の力ではどうしようもありません。
やはり先生や学校の理解が必要不可欠です。
全学年での統一や集会での周知などを通して、子どもたちにルールを守る姿勢作りを目指します。
こうした一つ一つの積み重ねで、一人一人がパソコンなどを大切に扱うようになり、最終的には子どもたちの身近な道具になれると思っています。
 
他にもICT支援員は環境整備の面で地道な支援をしています。
画面をクリーナーで拭いたり、キーボードの隙間にエアダスターを吹き付けホコリや消しカスを取り除いたりすることで、美しい状態を保つよう心がけています。
 
「来たときよりも、美しく」
 
かつて担当していた学校の子どもたちが授業終了後、いつもこう話しながら使ったパソコンをきれいに整えて帰っていました。
今でも印象に残っている言葉で、時々思い出します。
 
ルールや決まりの遵守を通して、パソコンなどへの愛着心が育つと嬉しいですね。
 
 
ご参考になれば幸いです。